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更新
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| お知らせ |
| 平成２１年１月１７日（土）１９時より爾比久良刀剣会「平成２１年度総会」が開催され以下の内容が議決されました。 １．爾比久良刀剣会は今総会を持って解散とし今後の運営は”新爾比久良刀剣会”に移管する。 ２．新爾比久良刀剣会の会長は竹花久司とし、副会長・会計が別途選任された。 ３．新爾比久良刀剣会の基本方針は、刀剣鑑賞をより分かりやすく、親しめるように素朴な刀剣鑑賞を進めることとして詳細は後日公開することとした。 |
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| 記載に関する、 お問い合わせ先は、 |
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| ２００７年１２月１６日 更新 |
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| 第6回刀剣研究連合会全国大会開催の情報！ 2008/11/04更新 | ||||||||||||||
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| 内容） ★2007年は名古屋市の「熱田神宮」にて開催されましたが、本年（2008年）の大会は東京都内にて開催。 ★日程は、11月1日（土）～11月2日（日）の1泊２日で開催されました 詳細は以下の通り。
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| web担当 |
| 開始日 | 2008年10月18日 鑑定会 | ＊ |
| 鑑定刀 | 1号刀・・？州長船？景 ？和元年十月 1尺寸9分3厘 2号刀・・上野守藤原兼定 延宝 1尺9寸3分1厘 3号刀・・豊後守藤原金高 寛永 1尺2寸2分7厘 4号刀・・平安城住国路 寛永 9寸1分4厘 5号刀・・備州長船盛景 至徳4年8月日 7寸7分 |
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| 開始日 | 2008年09月20日（土） | ＊ |
| 鑑定刀 | 1号刀・・武州下原住照重 2尺4寸2分9厘 2号刀・・宗近（波平）2尺2寸9分7厘 3号刀・・備州長船則光 1尺1寸6分5厘 4号刀・・越前 康継 9寸9分3厘 5号刀・・肥前国忠吉（初代） 8寸6分8厘 |
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| 開催日 | 2008年0７月１９日（土） 開催 研究会 | ＊ | |||||
| 鑑定刀 | 1号刀・・刀 筑前国福岡住守次 2号刀・・脇差 兼宣 3号刀・・脇差 備州長船康光 4号刀・・短刀 藤枝太郎英義 5号刀・・短刀 備州住重安 |
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| 押し型 |
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| 開催日 | 2008年06月21日（土）開催 研究会 | ＊ | |||||
| 鑑定刀 | 1号刀・・刀 備前国住長船新十郎祐定 2号刀・・脇差 粟田口近江守忠綱 3号刀・・脇差 肥前守源宗次 4号刀・・薙刀 相模守藤原政常 5号刀・・短刀 若狭守氏房 |
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| 押し型 |
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| 開催日 | ２００８年５月１７日（土）開催 研究会 | ||||||
| 解説 | １号刀・・刀 経家、2尺0寸5分9厘 反５分３厘 元巾2.90㎝ 元重0.69㎝、鎬巾は狭め鎬高は低く重ねは厚く身巾の尋常で先巾と元巾差は頃合い、反りは中間反り＋先反りを加えてた応永～永淳・嘉吉の刀姿。地景が鮮明、鉄色は青白明るく柔らかみがある。・・略。 ２号刀・・刀 相模守藤原康幸 1尺9寸8分 反4分7厘 元巾3.22㎝ 先巾2.15㎝。鎬巾尋常で鎬低い重ね厚く身巾広い、元～先は頃合いの寛文新刀姿。地金は新々刀の無地金に見えるが細かな地沸が厚く乱れ映りがかすかに淡く、変化がある、、、略。 ３号刀・・脇差 加賀守藤原盛道 1尺5寸1分 反4分8厘 元巾3.19㎝ 元重0.735㎝。片切刃造（表切刃、鵜首造り、重ねは厚く身巾広くフクラ枯れる。反り中間反り先反りを加え、また慶長の面影残した姿だが慶長より先反りは目立たず、手元に踏ん張りが付いている、元和から寛永に向かう脇差し姿型となている。地金は小板目柾目柾に流れ、肌たちかげんに細かね地沸がつく・・略。盛道の逸品と言える。 ４号刀・・脇差 兼道、１尺１寸１分８厘 反１分６厘 元巾3.09㎝ 元重0.65㎝。平造り、庵棟低く重ねは薄く平肉刃肉が豊かに付き、身巾は広く先反りを加えフクラの枯れた永禄頃の寸伸びの短刀姿。刃文は表裏そろいかげんで、・・・略、末関の典型 5号刀・・・短刀 包貞、7寸7分2厘 内反り3厘 元巾2.52㎝ 元重0.65㎝、尋常な造り込みで、反り無く永正頃の短刀姿、略・・地金は小板目、・・鉄色は黒みがあり明るい。 |
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| 写真 |
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写 |
| 開催日 | 2008年4月19日（土）開催 研究会 | |||||||
| 研究刀 | 1号刀・・相州住綱廣、2尺4寸1分 反り6分4厘 元巾2.96㎝ 元重1.84㎝ 元重0.585㎝元先頃合い、フクラは枯れる、中間反り浅め腰反りを交え先ぞり強い、茎長い打刀姿。三日月の飛焼き、 2号刀・・冬廣（三代）2尺0寸7分2厘 反り8分5厘 元巾3.01㎝ 元重0.56㎝、鎬巾狭く高い、重ねは薄く身巾は広く先巾広く切先が伸び枯れる。反りは中間ぞり高く腰ぞりを加え先ぞりを強くした大永から天文ころの片手打ちから両手打ちに変わる過度期の刀・・ 3号刀・・備州長船忠光 2尺0寸5分9厘 反り4分2厘 元巾2.88㎝ 元重0.37㎝、鎬高く重ね薄く菱形に近い造り込み、身巾は尋常元巾と先巾の差は頃合い中切先のフクラは枯れる。反りは文明永正頃の片手打ちの姿で、、、 4号刀・・顕国（2代）8寸8分4厘 内反り4厘 元巾2.63㎝ 元重0.79㎝、重ねは厚く身巾は広いフクラは尋常で反りの無いガッシリとした應永頃の短刀姿・・ 5号刀・・信国 8寸6分8厘 反り3厘 元巾2.45㎝ 元重0.49㎝、重ね薄い身巾尋常の造り込み、フクラはやや枯れ反りはなく文明・永正頃の姿。 |
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| 写真 |
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| 鑑定方の解説 | 録音（ゲイン大きいのでボリュームは最大にしてください（ヘッドホンがいい）、ヒャリングしたあと元に戻すのをお忘れ無く） やはり実際に聞くのが一番！！
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| 開催日 | １２月８日（土）開催 研究会 | ||
| 研究刀 |
１号刀 備前国長船孫右衛門尉清光 ２尺３寸８分 ２号刀 出羽入道泰信法橋源光平 ２尺３寸７分 ３号刀 肥後大掾藤原下坂 １尺１寸８分 ４号刀 因幡守藤原金展 ９寸５分７厘 ５号刀 行満 ９寸２分９厘 |
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| 略 | |||
| 開催日 | １０月２０日（土）開催 研究会 | ||||||
研究刀
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１９時より入札鑑定が行われ、２０時４０分から紙谷先生の解説がなされました。 各人の入札思案中に、会員から１振り鑑定の依頼があり、好評後この短刀については鑑賞刀として展示されました。 １号刀 相州住康国 天文８年 ２尺２寸８分４厘 反９分８厘 元重0.54㎝ 重ねはやや薄く・・身巾は広め・・・中間反りが深く腰ぞりを加えて踏ん張りがあり強く先ぞりがついた片手打ちの姿・・・ コメントとして、この時代が片手打ちから両手打ちに切り替わって時代で・・綱広ではなく・・皆焼で沸がつけば出来は千子・・こういう風に匂い出来の皆焼は島田・・ ２号刀 相模守藤原政常 ２尺２寸３分 反５分９里 元重ね0.65㎝ 鎬低く、重ね厚く、身巾は広い慶長頃の姿・・・等 コメントとして現存品のきわめて少ない刀で、おそらく１０本とないと思われる刀です。典型的な慶長新刀の姿・・一級品の地金。したがって入札は困難！・・ 時代をしっかり捉えることが必要！。 ３号刀 宇多国次 ２尺０寸９分６厘 反８分 元重ね0.51㎝ 重ね薄く、身巾尋常、元巾と先巾開く、中切先、中間反り、踏ん張りある文明・明応の頃の片手打ちの姿。北国物の地金が顕著。 コメント・・北国物（日本海側）の地金は暗いと表現するのが適切。・・ ４号刀 近江大掾藤原忠広 １尺８寸１分５厘 反３分８厘 元重ね0.67㎝頃合いの造り込みの姿、地金は小板目にこぬか肌等・・・ ５号刀 備州長船則光 １尺３寸８分９厘 反１分８厘 元重ね0.64㎝ 中間反りの浅い室町初期の小脇差しの姿となる・・・ |
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| 写真 |
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| 開催日 | ９月１５日（土）研究会 | |||||||||||||
| 研究刀鑑定 | 参加各位の入札が行われたあと、講師の紙谷治宏先生から鑑定のポイントについて解説がなされました。 １号刀 薩摩の新々刀を２分する平 正良の２尺３寸９分６厘の刀。新々刀初期の姿をした刀です、地と刃は薩摩の特長・・・・奥元平と正良の地金の違いについて・・・ペリーの来航などこれまでの優しい時代から物情騒然な時代背景になり刀の需要が増え、刀にも強さが出てきた。 ２号刀 大和守吉道 ２尺３寸４厘 姿が寛文新刀の姿、小板目が見事な地金、、、刃文は拳型丁子、帽子が横手から浅く湾たれて、尖って返る三品帽子は吉道と捉える！・・・・マニアックに言うと・・ ３号刀 ２代兼元か ２尺２寸８分４厘 菖蒲造り 刀は変わった造り込みの刀に意外と地金が抜群に良い物がある、この刀も然り・・・ ４号刀 伊勢守国輝 １尺８寸３厘 大阪新刀の四天王（助廣・真改・忠綱・国輝） 現存品が少ない刀工で、出来不出来の差があるが地金がすばらしい・・・・ 鑑定で決めきれない刀は引き算で考察する、 越前のように黒くない、、肥前地金とはちがう、、薩摩でない、、江戸はこんなに明るくない、、残るは大阪で、、大阪の中で誰？？？・・・出来は。 ５号刀 兼帯 ７寸３厘 永正頃の短刀姿で、まことにすばらしい地金、鉄色は青く、潤いがあり明るく澄んで冴える・・・ |
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| 備考 | 会員の方等で、当日未主席の方はＡ３スキャンしてありますので押し型解説書をご希望の方はメールにて連絡ください。その他の方でご希望者は一応メールください。 | |||||||||||||
| 全国大会 | 刀剣連合会全国大会の御案内 刀剣連合会の全国大会が１１月２４日２５日と開催され、１本入札で国宝の刀が鑑賞出来ます、詳細は後日連絡です。場所 熱田神宮等。 |
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| ７月２２日開催研究刀は、 １号刀・藤原祐包 ２号刀・若狭守氏房 ３号刀・肥後守光代 ４号刀・藤原清宣 ５号刀・藤原行長 でした。 |
| 開催日 | ６月１６日（土）研究会開催 | ||
| 研究刀解説 | 塚本起正（昭和３５年没が有力）が児玉児玉誉士夫の為に造った刀で第１回新作刀展金賞の刀と思われる。姿は新々刀に見えない姿をしている、過去の日本刀の形にない形である。地金はとてつもなく綺麗・・・ 源 正雄 清麿の高弟、山浦系の刀工の見分け方について解説・・・・・。 |
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１号刀 塚本起正 ２尺４寸９分５厘 鎬造、庵棟高く、鎬巾は狭く鎬高は尋常、重ねは薄目で身巾の広い造込みとなり、先巾は広く、切先は中切先が延びてフクラは枯れる。反りは中間反りが高く長寸で堂々とした刀姿となる。地金は小板目がよく詰んで微塵の地場が厚くつき細かな地景がそこに沈んで潤いの有る美しい鉄となる。刃文はのたれに互の目で刃中は足が入よく入り匂口は明るく冴える。帽子は乱れて金筋を交え、先は丸く返る。茎は生ぶ、鎬巾と鎬高は尋常、肉置きは豊かで先を頃合いに細めて反りを付け、茎先は刃上り栗尻。目釘穴１、銘は鎬筋にかぶせてある。起正快心の一振りで特に地金が見事。為児玉誉士夫先生 昭和３３年２月日 ２号刀 源 正雄 ２尺３寸５分 鎬造、庵棟尋常、鎬巾は狭めで鎬高は尋常、重ねは尋常で身巾は広めとなった造り込みとなり・・・・以下略 ３号刀 ４号刀 ５号刀・・・等においては省略。 |
| ５月１９日研究会開催 | |||
| 研究刀解説 | １９時より鑑賞・研究会が開催されました。終わりの頃になって講師の先生から今回の研究刀の解説書と刀の見方について説明がなされました。刀研究会は研究刀の解説書が配布されるので初心者にとっては大変ありがたい! 鑑定刀解説より一部を以下に抜粋します。 記載 web担当 |
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１号刀 大和守 安定 ２尺４寸６分 反り１．１４㎝ 元巾３．０４㎝ 先巾２．１７㎝ 元重０．７０㎝ 先重０．４９㎝ 鎬造り、庵棟尋常、鎬巾は尋常で鎬は低く、重ねは厚く身巾の尋常な造り込みとなり、元巾と先巾の差は頃合いに開き、切先は中切先フクラは尋常に張る、反りは浅い中間反りの・・・・略） ２号刀 兼基 ２尺３寸４分 反り１．８５㎝、元巾２．９９㎝、先巾２．０１㎝、元重０．６５㎝、先重０．４１㎝ 鎬造り、庵棟高め、鎬巾は狭く鎬高は尋常で重ねは薄く、身巾は広めの造り込みで元巾と先巾の差は少なく、切先は中切先でフクラは枯れる、反りは中間反りが頃合いで先反りを加えた・・・・略） ３号刀 脇差し 津田近江守助直 鎬造り、庵棟尋常で鎬高は低く（棟重ねが鎬重ねより厚い）、重ねは厚めで身巾の広い造り込みとなり、身巾と先巾の差は少なく、切先は中切先でフクラは枯れ加減となる。反りは中間反り高く先反りを加えた、・・・・略） ４号刀 越前国福岡住守次、１尺７寸７分、反り１．１３㎝、元巾３．１６㎝、先巾２．１７㎝、元重０．６９㎝、先重０．４７㎝庵棟、三棟高く、鎬巾は狭めで鎬は低く、重ねはやや厚く、身巾の尋常な造り込みとなり、元巾と先巾の差は頃合いで中切先がやや伸びフクラは尋常に張る。反りは中間反りの延宝頃の脇差しの姿となる。・・略）・・茎の写真 ５号刀 短刀 氏貞、刃長９寸８分３厘、反り０．２６㎝、元巾２．９２㎝、元重０．５９㎝。 平造り、三棟やや高く、重ねは尋常で身巾の広い造り込みとなり、フクラはやや枯れ、反りは中間反りの永禄頃の寸伸び短刀の姿 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊研究刀の写真集です。順不同＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ |
| 日 | ４月２８日研究会開催 | |||||||
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| ＊ |  ３月２４日研究会 |
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| － | ０７年３月２４日 東武東上線志木駅隣接 「新座ほっとぷらざ」にて開催された爾比久良刀剣会の日本刀の研究会が講師の紙谷先生を招き実施いたしました。 鑑定研究刀 ★兼定 明応６年～分亀２年作 ２尺３分５分 最上大業物 元幅と先幅の差が開き切先は小切先フクラは枯れる、反りは中間反りが高く先反りを加え踏ん張りが強く付いた優美な刀姿となる・・・ ★備前国住長船五郎左衛門尉清光 弘治元年 ２尺２寸１分 身巾の広い造り込み、切先は大切先 フクラは枯れる 反りは中間反り 先反り強くつき 茎は短くずっしり重い片手打ちの打刀・・・業物 ★太刀 国次 文明明徳頃 ２尺２寸８里 重ねやや薄く身巾の狭い造り込み 腰元に踏ん張りがつき元幅と先幅の差は開き小切先、腰反り高く先反りを加えた、片手打ち姿となる。良業物 ★肥州石貫昌国 延徳 １尺６寸２分 身巾狭く元幅と先幅の差は開き、切先は小切先フクラ枯れる。反りは中間反りに先反りを加えた文明から明徳頃の戦国時代初期の片手打ちの姿。 ★短刀 果 昭和１１年 重ねと身巾の尋常な造り 内反り 地沸が厚く 刃文は大乱れ互の目交え角張った刃や尖りきみの刃を交えて足・葉・激しくつく。 良い刀を見分ける鑑定眼を養い、高い授業料を払わずにすむように・・お勉強です。 脳味噌鍛えて、にっこり！でした。 |
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２０名程の方の出席のもと日本刀の見所について説明と、初心者の方に刀の見方、持ち方、注意点などの実技指導後、各自自由に刀を鑑賞しました。女性２名の参加もあり、入札をしない鑑賞のみも、ゆったりと出来て良いとの意見もありました。 | ||||||
備前 則光 備前長船五郎左右衛門威則光 永享（１４２９～室町前期）  鎬造 庵棟低く 鎬幅は尋常で鎬高は低く（重ねが厚い）重ねは厚く、身巾は尋常で刃肉が豊についた造り込みとなり、元巾と先巾の差はなく、切先は中切先でフクラは頃合いに張る。反りは中間反り強く先反りを加えて腰反りを交えた茎の短い茎の短い戦国時代初期の片手打ちの打刀姿。 地金は小板目に板目を交えてやや肌たちながら良く練れ乱れ映りが淡く表れ、鉄色青白く柔らか味があり明るい。刃文は、丁子に互の目まじりで乱れの谷に金筋流しを交えて刃中は足、葉が入り、匂口は明るく冴える。帽子は、湾たれに互の目交え、先は尖りかげやや掃けて返る 彫刻は丸めの棒樋を掻ぐ。茎は生で、寸は短く、差異は鎬筋が平造りのようになり、差表は鎬筋が低くうっすらと表れ、先は張って茎尻は刃上がり栗尻。鑢は勝手さがりで目釘穴は三、銘は表に２字、裏に制作年紀を切る。 ●美濃 氏房 濃州関住氏房 ２尺七寸 反り 五分八厘 元幅3.27㎝ 先幅2.14㎝ 鎬造 庵棟尋常 鎬巾狭く重ねは厚めで身巾の尋常な造り込みとなり、元巾と先巾の差は少なく切先は中切先でフクラは枯れ加減となり、長寸で中間反りが浅く先反りを加えた天文・永禄頃の刀姿となる（室町後期）。地金は、小板目に木目を交えて肌たち加減に地沸がつく。 刃文は、匂出来の尖り互の目で、乱れの頭が小さく丸くなる、また角張る刃がまじる、刃中は小足が入る。茎は刷り上げでおよそ７．５㎝区を送り先を切る。元鑢は勝手さがり、目釘穴は２。 ●武蔵 近江守法城寺橘正弘 鎬造 庵棟尋常 鎬巾はやや広く鎬高は低く（棟重ねが厚い）、重ねと身巾の尋常な造り込みと元巾と先巾の差は開き、切先は中切先が小切先に近く、フクラは頃合いに張る。反りは浅い中間反りに腰反り加えて踏ん張りがついた明暦から寛文(1655-1661江戸前期）の中頃までに見る寛文新刀の姿と地金は、地金は、小板目に板目を交じりで良く詰み、地沸が厚く付いて細やかなな地景が肌に沿って良く現れ強く冴えた見事な鉄で、鎬地は柾目が交じり、鉄色は青黒く明るい。 刃文は、湾たれの互の目で刃中太い足がよく入り匂口は沸匂が深く明るく冴える。 帽子は、一枚に近く良く沸えて先は丸く返りは長めに返る。 茎は生、寸が長く先を細めて茎は浅い、鑢は筋違い、目釘穴は１、銘は鎬筋にかぶせて棟によせて細鑢で切る。 滝川三郎大夫、但州法城寺国光の末流という。生国は但馬でのちに江戸へ移住。法城寺派一番の上手で刀、脇差が多く、反りの浅い寛文新刀姿で板目が詰んで細かな地景がつき鎬地は柾になる。直刃が浅く湾たれて互の目が交じり沸・匂は深く虎徹の刃に似る。 ●武蔵 武蔵大掾是一 鎬造 庵棟尋常、鎬巾は狭め、身巾重ねの尋常な造り込みで元巾と先身巾の差は少ない。切先は中切先でフクラは頃合いとなり反りは優しい腰反りに先巾がやや加わった延宝・天和（1673-1685江戸前期）ごろの脇差し姿。 地金は匂い出来の丁子乱れで、区から９㎝程を低めの小乱れで焼き、先にゆくにしたがって刃巾は高く重花丁字の頭が鎬地にかかりところどころ鎬筋を越える。焼き巾に高低の変化があり、本科の一文字を彷彿とさせ、石堂派では抜群の丁子を焼き、刃中、足、葉は激しく入り、長い金筋まじえ、刃色は白く、匂口は明るく冴える。帽子は直刃で小さく乱れごころがあり、先はやや掃けて差し表は金筋をまじえる。茎は生、先を細めて尖りかげんの刃の上がり栗尻。 初代の生国は近江蒲生郡石堂寺村で、のち江戸へ出る。承応’1652)から寛文（1673）までの年紀を見る・初銘「是勝」川上左近 ２代は初銘「是長」川上忠左右衛門、甚平など・・ ７代は、運寿是一で作品多く、門人に松幹元興、勝村徳勝等がいる。長運債綱俊の２男で６代是一の養子となる。助三郎 明治２４年１１月２４日７２才 没 ●筑州 宗勉 ２尺５寸０分 反り七分 元巾３．５１㎝ 先巾２．８３㎝ 昭和６３年２月鎬造 庵棟尋常 鎬巾は低い 重ねは薄目で身巾の広い造り込みとなり、先巾は広く、切先は大切先でフクラは枯れる、反りは中間反りに先反りを加えた力強い刀姿となる。 地金は、小板目に板目交じりで細やかに肌たち、やや流れがかげんの板目に添って太い地景が鮮明表れ鉄色は青黒く明るい。刃文は互の目で高低の変化があり、刃中は足と葉がよく入り、金筋と太く長い砂流しを交える。匂口は明るく冴え匂いは深い。帽子は互の目で足、葉良く入り金筋を交え、先は刃方にうつ向きかげんに尖って長めに入る。 彫刻は掻流しの棒樋を樋先をやや下げて深めに掻ぐ 目釘穴１ 銘は鎬筋にかぶせて切る。 ●無名刀１点展示。 |
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